安心安全の最高品質「純正木酢液」
数十年かけて育つ広葉樹に蓄積された「森のエキス」が詰まった木酢液は、土壌改良や発根促進・植物活性などに利用していただけます。圃場に木酢液を散布することで土壌微生物を活性化し、森の土に近づけます。また、200種類ともいわれる多種多様な成分は、植物を活性化し本来の強さを引き出します。樹木の秘めたエネルギーを凝縮したエキスです。
価格(税込) | 2L:2,035円 10L:7,095円 18L:11,330円 |
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純正木酢液の特長
木酢液とは、木炭を製造する際に排出される煙(水蒸気)を冷やして得られる液体成分です。これは、昔から植物栽培の重要なアイテムとして活用されてきた、先人の知恵ともいえる大変有用なものです。主な有用成分は、酢酸などの有機酸ですが、それ以外にフェノールやアルコールなどの成分を含有しています。
純正木酢液は、有益な成分はそのままに、有害物質を完全に取り除く特許技術による製品です。食品添加物や飼料にも認められた最高グレードの木酢液です。
微生物活性で連作障害対策、
アルカリ土壌のpH調整にも
木酢液の面白いところは、水で薄めると主成分である酢酸がクエン酸やリンゴ酸、コハク酸、フマル酸など様々な有機酸に変わることです。これは実に面白い特性で、同じ酢でも食酢にはない機能を発揮します。
たとえば、土壌微生物を活性化し地力を蘇らせるというものがあります。継続的な木酢液の使用で土壌が団粒化し、森の土のようなフカフカな連作障害に強い土を作ります。堆肥に加えれば、微生物が増殖し発酵を促進させるのはもちろん、堆肥が持つ特有の匂いを抑えるのにも有効です。
また、通常より希釈倍率を下げれば土壌消毒にも活用できますし、苦土石灰など施用のしすぎで土壌が極端にアルカリ性に偏った場合、土壌pH調整剤としても使用されることがあります。
植物の健全な生育は、
酢酸力で根を育てることから
光合成によって主に生成され、植物の生長に欠かせないブドウ糖。しかし、日照不足や果実肥大期、気温の高い日が続くなどでブドウ糖が不足すると、植物の生長が鈍くなったり、成り疲れや青枯病などの土壌病害にかかりやすくなったりします。このような場合に、ブドウ糖不足を補う働きをしてくれるのが、木酢液に多く含まれる酢酸です。
木酢液には発根促進効果があることが知られていますが、数多くの種類の酸や植物活性物質を含んでいることと、酢酸が根から吸収される際ブドウ糖の代わりとなることで、根でのアミノ酸同化が促進され根張りがよくなるためだと考えられます。
酢酸はまた根酸の代わりにもなります。根酸とは、植物が根から栄養成分を吸収するために根から分泌する有機酸のことですが、その際非常に大きなエネルギーと糖類を消耗してしまいます。木酢液を潅水することは、植物の栄養吸収を促進し、エネルギーや糖類の節約にも繋がるのです。
純正木酢液を定期的に使用することにより、農産物の品質が向上し腐敗しにくくなります。種子の発芽促進や定植後の活着促進、生育中の発根促進に役立ちます。
有機JAS認証圃場での病害虫対策、
農薬コスト低減に
害虫は、植物をエサとして食べますが、当然ながら体の主要成分であるたんぱく質(窒素)を得ることが主な目的です。植物体内の無機態窒素(硝酸体窒素、アンモニア態窒素)が多いと、害虫にとっては良い匂いがするので寄ってくるわけです。
また植物は、無機態窒素が多いと細胞分裂を優先し、せっせとアミノ酸やたんぱく質を合成します。その結果、葉や茎の強化が後回しとなり、軟弱徒長してしまうことになります。当然ながら、病原菌に対して抵抗力の弱い状態となります。
木酢液は無機態窒素を消化させ低減させる働きを持つため、病害虫の抵抗力が増すと考えられています。さらに木酢液には、植物のアルカロイド類やファイトアレキシン様物質などの生成を促進する作用により、耐病性・耐虫性が増すという研究があったり、揮発成分が害虫を忌避するということもいわれています。
昔から木酢液が利用されていたのは、病害虫に対する抵抗性を高める目的が多かったようです。実り多く、病害虫に強い生育を実現するため、純正木酢液は強い味方となります。本商品は、有機JAS認証圃場での使用が可能です。また農薬コストの低減にも活用できます。
木酢精製専門メーカーによる、
安全性トップクラスの木酢液
一般的に個人や中小企業が木炭製造の際に作る木酢液は、簡易な製造施設で製造していることも少なくなく、有害物質が十分除去されていない場合がほとんどです。
ところがこの純正木酢液は、最新鋭の木酢精製施設と研究所を有する専門メーカーが特許製法により、最も安全性が高く有効成分が濃くなるといわれる「中温度帯」で採取を行っており、6か月以上の歳月をかけてろ過・精製し、たとえ人が飲んでも問題がないレベルにまで仕上げて製造しています。
そのため鶏や豚、養殖魚などに、純正木酢液が病気の予防や卵質・肉質を向上するサプリメントとして、飼料に混ぜて与えられることもあります。日本で最も売れている高品質卵といわれる「地養卵」は、純正木酢液を与えた鶏の卵だけに与えられる称号です。
これほどまでに安全性を追求した木酢液は他ではほとんど見当たらず、日本でトップクラスの品質ともいえるのが、この純正木酢液なのです。
環境保全にも繋がる、持続可能な
農業資材
木炭を製造する際に採取される木酢液。純正木酢液は、100%日本産の広葉樹(コナラ・ミズナラ)が原料です。意外に思われる方もいらっしゃるかと思いますが、樹木を木炭にすることは、樹木が腐ったり燃えたりする場合よりも、二酸化炭素の放出を抑えることができます。
また、森の木々を適度に伐採することは立ち枯れや山火事、土砂崩れなどの対策にも繋がり、日本の豊かな広葉樹林を守っています。木酢液を作ること自体が、環境保全に役立っているのです。
現代の農業は、化学肥料と化学農薬に頼ることが当たり前となっていますが、このような化石燃料などの資源のみに依存した農業は持続可能とはいえません。純正木酢液を効果的に使用することで、化学肥料・農薬の量を減らすことが可能です。
純正木酢液の非常に多彩な性能が、有機農業を始め農産物の生産に有利に働きます。地球環境を守りながら、植物を強くし、病害虫を呼ばない栽培を可能にします。
商品情報
資材の種類 | 土壌改良資材 |
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容量 | 2L、10L、18L |
性状 | 茶褐色透明液体 |
肥料成分 | なし |
主な内容 | 100%日本産広葉樹(コナラ・ミズナラ)を原料とする木酢液 |
使用量 (標準) | 【作付け前土壌改良】 (潅水・潅注)原液2~3L/10aを1,00~2,000倍希釈して潅水・潅注 【生長促進、生理活性、発根促進、耐病性向上、収穫前品質向上】 (潅水)原液1~2L/10aを500~2,000倍して潅水(週1回) (葉面散布)500~1,000倍希釈して葉面散布(週1回) ※観賞用の花卉類や葉の薄い野菜などには刺激が強く、外観を損なう恐れがありますので希釈倍率にご注意ください。 【堆肥発酵促進】 (全面散布)原料10tに対し原液1Lを1,000倍程度に希釈して全面散布 |
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使用方法 | 潅水、潅注、全面散布(葉面散布) ※10倍希釈よりも高濃度の葉面散布や潅水では枯れる可能性があります。(除草目的で使用される方もいらっしゃいますが、弊社としては除草目的として販売していません) ※石灰硫黄合剤などアルカリ系資材との混用は避けてください。 ※銅剤と混用する場合は、1,000倍以上に希釈してください。 ※本格にがりとの併用で効果がさらに高まります。 ※他の液肥やミネラル剤、農薬との混用ができます。 ※点滴チューブでのご使用は問題ありません。 農業資材の混合適用表はこちら |
使用時期 | 土づくりから、生育期全般 |
使用頻度(標準) および回数 | 週1回、4回以上(続けるほど良い) |
注意事項 | ・小児の手の届かない場所に保管してください。 ・目に入った場合は水でよく洗い流してください。 ・直射日光や高温になる場所での保管は避けてください。 ・有機JAS認証圃場(予定も含む)で使用される場合は、有機JAS適用証明書を発行いたしますので事前にお申し出いただき、認証機関に確認の上お使いください。 ・食用ではありませんので誤って飲んでしまった場合は、念のため医師にご相談ください。 ・入浴剤としての使用や、家畜やペットへの使用を目的として販売しておりません。自己責任でお願いいたします。 ・猫やタヌキなどの動物の侵入を阻止するほど強力な匂いではありませんので、忌避作用は期待できないと考えます。ただし、定期的な潅水でモグラの被害が減ったという報告はあります。 ・石灰硫黄合剤などのアルカリ性農薬との混用はできません。 ・使用期限はありません。 |
土壌改良 | 純正木酢液の200種類を超えるといわれる有効成分は、土壌微生物を活性化し土を蘇らせる働きをします。 |
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活着促進・発根促進 | 純正木酢液は、数多くの種類の酸や植物活性物質を含んでおり、これが根の働きを高めることが分かっています。定植後の活着促進や生育期間中の発根促進に役立ちます。 |
生育促進・品質向上 | 酢酸やリンゴ酸、フマル酸など多くの有機酸はカルボキシ基という分子構造を持っており、これが有害物質を有用物質に変えたり、植物の生育を強くするなど大変良い働きをします。特に純正木酢液を定期的に使用することにより、農産物の品質が向上し腐敗率が低下します。 |
病害虫抵抗性向上 | 木酢液が昔から利用されていたのは、病害虫に対する抵抗性を高める目的が多かったようです。純正木酢液を活用することにより、植物中の硝酸態窒素が低減し病害虫が発生しにくい生育を期待することができます。実り多く、しかも病気に強い生育を実現するため、純正木酢液は強い味方となります。 |
育苗・健苗育成 | 苗半作という言葉通り、苗には人一倍気を使っている方が多いと思います。しかし日照不足や水のやり過ぎなどで、徒長気味になったり病気になったり、または発根不良に悩むこともあると思います。純正木酢液を日常的に活用し、強くがっちりとした苗作りを目指します。 |
発芽促進 | 酸は、種子の発芽を促進することがよく知られています。たとえば、稲の種モミの催芽処理のため、食酢の代わりに純正木酢液を使用することができます(60℃10分の温湯消毒後に、純正木酢液40倍希釈液に32℃24時間浸漬する)。また一般的な野菜種を純正木酢液500倍に浸漬することで、発芽促進することができます。 |
果菜類 | トマト、キュウリ、ナス、イチゴ、ピーマン、スイカ、カボチャ、ゴーヤー、インゲン、キヌサヤ、スナップ、大豆、小豆など |
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葉茎菜類 | アスパラガス、ホウレンソウ、レタス、キャベツ、ブロッコリー、タマネギ、ネギ、ニンニク、ミント、シソ、バジルなど |
根菜類 | ゴボウ、ダイコン、ニンジン、ジャガイモ、サトイモ、ショウガ、レンコンなど |
果樹類 | ミカン、雑柑、ブドウ、ナシ、リンゴ、カキ、モモ、マンゴー、パッションフルーツ、ブルーベリー、キウイなど |
花卉類 | バラ、キク、カーネーション、ストック、トルコキキョウなど |
水田 | コメ(水稲)、レンコン、ミズイモ、ワサビ、イグサなど |
よくあるご質問
純正木酢液は、植物や土壌を活性化します。
1,000倍程度の低濃度で散布すると、微生物を活性化させ善玉菌が増える傾向にあります。
また、植物は化学肥料や化学農薬でバランスを失いがちな生育の時、純正木酢液でバランスを取り戻し、健康で健全な生育を実現します。
純正木酢液に含まれる、非常に多種多様な成分が、生き物の力を活性化させるのです。
木酢液や竹酢液で問題になるのは、安全性です。タール成分やホルムアルデヒド、ベンツピレンなどの発がん性物質が含まれているものは、たとえ農産物とはいえ、使用に問題があります。純正木酢液は、このような有害物質を完全に除去しています。
また、研究機関の調査では、一般に木酢液や竹酢液に含まれる低沸点のカルボニル成分は、植物の発根や生育を阻害する原因となるものです。
純正木酢液は、このような成分が含まれておらず、微生物と植物を活性化させる成分だけが含まれている安心な木酢液です。
主要な成分は、酢酸で成分の70%以上を占めています。
その他、クロトン酸やプロピオン酸、ブチル酸などの有機酸成分が多く、次いでフェノール成分、アルコールなどを含みます。
pHは、2.5~3.2と非常に高濃度です。