サンビオティック体験記

高酸度食酢「イーオス」、予防的な散布で「全然ちがう。」

15%酢酸 高酸度食酢「イーオス」が、イイらしい。

大人気のイーオス(15%高酸度酢酸)が、ますます売れています!

近年の異常なほどの暑さ、高温・干ばつの対策として、また病害虫の対策として、発根促進剤として、安くて効果が高いバイオスティミュラントの地位を完全に確立した感じがします。

(イーオスについてご存じない方、酢酸の効果・作用についてご存じない方は、こちらをご覧ください。)

今回ご紹介する福岡県のT様は、イーオスの噂を聞いて、使ってみたいと考えるようになりました。

イーオスが、イイらしい。」そんな声が、だんだん頭の中で強くなってくるのでした。

イチゴうどん粉病(香川県農業試験場病害虫防除所Webサイトより)

というのも、いつもよくイチゴの話をする後輩が、うどん粉病対策にイーオスを使っていると聞いていたからです。

イーオスやってたら、やっぱり何か違うみたいですよ。」と、後輩の話を聞いていました。控えめですが、何か確信めいた言い方でした。

そのときはそれほど、気にしておらず聞き流していたのですが、その言葉がだんだんと気になってきたのは、2月上旬のことです。

Tさんの畑の中に、ポツポツとうどん粉病が見え始めたのです。

うどん粉病、それは苦い経験のある病気です。一度出て、広がり始めるとなかなか止めることができず、あっという間に畑全体に広がってしまいます。昨年もそうでした。何度も消毒して、やっと病気をたたいても、そのダメージは大きく、収量は激減してしまいます。

「これは、このままだと一気に広がるかもしれない。」そんな心配が頭をよぎります。何らか、予防の一手を打ちたい。

そのときに、後輩の言葉が思い出されました。「たしか、イーオスがイイらしい。」

イーオスを使って、うどん粉病が何とか予防できないか。

イーオスは、食酢つまり酢酸です。15%の酢酸を含んでおり、酢酸の含有量を考えると市販の食酢よりもはるかに低コストです。これで、うどん粉病が予防できれば安いものでしょう。今回は、イーオスで何とかうどん粉病の予防ができないか、試してみることにしました。すでに後輩も実績があるようですし、望みはあると思いました。

やり方は、できるだけ簡単な方がいいと思いました。

そこで、ハウススプレー(煙霧機)を利用して、イーオス300倍希釈を週に1回、ハウス全体に飛ばす方法を試してみることにしました。直接葉面散布する方が良いかとも思いましたが、こんな簡単な方法で予防できるなら、来年からも対策が楽になります。しかも非常に低コスト。通常の防除を実施しながら、ハウススプレーでのイーオスの散布を併用して予防できるなら、これは良い発見になると思ったのです。試す価値はありそうです。

旧葉に若干痕跡が残っていますが、新葉への感染が見えません。

さて気になる結果は、どうだったでしょうか!?

Tさんは、嬉しそうに教えてくれました。
合格点ですよ!うどん粉病は、毎年必ず出て、止まらなくなるんですよ。今年の天候なら、余計にひどくなる可能性があったんですけど、イーオスをやってから、うどん粉病は広がらなくなりましたよ。いつもなら農薬でも止められないのに、不思議なもんですね。

情報をくれた後輩にこのことを話すと、「自分のところは1月から(予防的に)やってるんで、今年はうどん粉病はまったくですよ!全然ちがいますよ!」とのこと。

それを聞いて、Tさんも納得しました。どうやら、イーオスは確かにイイらしい。

「うどん粉病対策が見つかった気がしますよ。イーオスは予防的に散布しておいて、絶対に損しないものですね。来年は、最初から予防散布、やりますよ!」と自信を深めたTさんの言葉。

今回のテスト、素晴らしい大発見でしたね!

もちろん、イーオスが300倍くらいでうどん粉病菌を殺菌したとは考えにくいですね。これはやはり、葉が病害に強くなった結果でしょう。つまり、これはうどん粉病だけでなく、様々な病害の予防や感染の抑制に応用できる方法かも知れません。

理化学研究所の発見により、食酢は植物のジャスモン酸という高温・乾燥や病害に対して抵抗力を高めるための植物ホルモンが誘導されることが分かっています。今回の使い方も、そのようなメカニズムが働いた可能性は高いですね。

お困りの病害がある方は、ぜひイーオスの葉面散布をお試しください。