ネコブセンチュウ回復!改めて菌力アップと糖力アップの凄さを実感しました!
キュウリの厄介なお悩み、ネコブセンチュウ被害発生!
キュウリの栽培では、ネコブセンチュウは土壌病害虫のなかでも最高レベルの重要病害虫です。今回は、キュウリのネコブセンチュウで、圧倒的な回復力を見せた事例をご紹介します。
こちらは、皆さんご存じの、キュウリのネコブセンチュウです。
といっても、これは凄いですね!重傷です。お見事と言えるほどのでっかいコブが地面に盛り上がってきていますね。当然ながら、これだけ根がセンチュウにやられますと、吸水障害を起こしますので、葉が萎れ、どんどん実がならなくなっていきます。そのままにしておくと、全部枯れてしまうことでしょう。
ご相談があったのは、2月中旬です。「ネコブセンチュウになったから、マニュアル通りでよいですか?」というご相談でした。
サンビオティック キュウリ栽培マニュアル
https://sunbiotic.com/wp-content/uploads/2023/06/kyuri-goya.pdf


このマニュアルの一番下に書いてある、病害虫発生時の対応での「菌力アップ」、「糖力アップ」の施用のことです。「手潅水と潅水チューブはどちらがよいですか?」とのご質問でしたので、「手潅水の方がよいですが、大変な作業なので、できれば1~2回、手潅水を実施して、その後は潅水チューブでもよいですよ。」というお答えをしました。
ちなみに、手潅水の場合は、菌力アップは50倍希釈、糖力アップは200~300倍希釈です。
「早速やってみます!」とのお返事でした。
菌力アップと糖力アップを使用後、ネコブセンチュウは一週間で、
すると、ご連絡がきたのは、わずか2週間後のことです。
こちらが、そのときの写真です。どうでしょうか??
まさに、圧倒的な回復力です!!わずか2週間で見違えるように、見事に葉の萎れが回復して回復しています。最近出たであろう、根の勢いが凄いですね!
ご本人からは、以下のようなお言葉をいただきました。
「先日のアドバイスのとおり菌力アップと糖力アップを株元に潅水したところ、約8割は萎れずに復活することができました。おそらく例年なら植え替えを検討しているところです。改めて、菌力アップと糖力アップの凄さを実感しました。」
「芯止まりぎみだったので、菌力と糖力を株元に手潅水を1回して、あとはマニュアル通りにしました。1週間くらいで、萎れが目立たなくなりました。収量も増えて反当100箱強が続いています。」
ネコブセンチュウ被害から回復するメカニズム
いやー、本当に素晴らしいですね!萎れが改善して、収量が回復したのが何よりです!
このようなお話をすると、ネコブセンチュウに詳しい農家様や研究家の方からは、「まさか、ネコブセンチュウで回復するなんてない」と信じられない方もよくいらっしゃいます。たしかに、ネコブセンチュウから回復するなんて、農薬でもできませんし(認められていませんし)、そのように公言している土壌改良資材でも、実際には、なかなかこんな風に回復する事例は、ほとんどないでしょう。
でも、菌力アップと糖力アップでは、多くの方が実感しています。「ああ、これでネコブセンチュウはもう怖くない。」と
実際のところ、よくメカニズムは分かっていません。しかし、こちらの写真を、もう一度よく見てみてください。
どうでしょうか。いわゆる「根こぶ」の横から、激しく発根しているのがしっかりと見えますね。これです、これ。
私たちは、菌力アップと糖力アップによって、根の生長(発根)が再開し、急速な発根によって吸水障害が回復することが、重要なポイントだと思っています。
確かに、微生物叢を改善し、ネコブセンチュウに拮抗する微生物や自活性センチュウが回復することなども大事だと思いますし、そのような作用も菌力アップにはあると思います。しかし、それにはやっぱりもっと時間が掛かります。偏った微生物叢を改善するのは大変なことです。(だから、できれば予防的に最初からやっていくことが重要だと思います。)
でも、根の生長、再生を回復することができ、そして新しい根がセンチュウの攻撃を受けなければ、センチュウ被害からは回復することができる、ということなのです。信じられないことかも知れませんが、本当によくある現象です。
一般的な肥料や農業資材、バイオスティミュラントでは、この一見簡単そうに見える、根の再生ができないんですよね。
それが、菌力アップと糖力アップを使うと、可能になるのです。サンビオティック農業資材の圧倒的なクオリティの一端を見られるよい事例だと思いましたので、こちらでご紹介しました。
ネコブセンチュウやネグサレセンチュウでお困りの皆様、ぜひお試しください!