ミニトマト 減農薬、増収事例
長崎県でミニトマトを栽培されているHさん。農協指導員の方から「病気が減るらしい」と聞き、今年はサンビオティック資材をしっかり使ってみようと、取り組んでいただきました。
病気対策が結果として増収にも?
冬前から使い始めたのですが、調子がいい。春頃には他の生産者と収量、品質の差が開いていました。
畑に伺うと、素晴らしい光景が広がっていました。
葉に驚くほどのツヤがあり、ワックス層の発達が見られます。
葉が厚く、これだけのテリ・ツヤがでるのは、根がしっかりと動いて、リン酸やカルシウムがしっかりと効いている証拠です。やや葉が多すぎるほど茂っていますが、実は堆肥しかやっていません。
じっくりと育っているので細胞が硬く、病気が少ない為、農薬もほとんど使用していないとの事。
さらに驚いたのは、トリプル果梗枝です。
トリプル果梗枝とは、果実がなる枝が3つ又に分岐してなる姿のこと。
普通のミニトマトは、果梗枝が1本か2本であることがほとんど。
3つ又というのは、本当に樹勢が強く生殖生長が盛んであることの証明です。
これだけの着果負担にも関わらずトリプルばかり。しかもサイズはしっかりLサイズ中心!
Hさんの施肥設計
菌力アップ5L、糖力アップ5L、コーソゴールド3Lを5日おき潅水
減農薬でも増収できる!
「これだけなってたら、採るのも大変ですね?」というと、Aさん「もう疲れたよ(笑)」と毎日の激務の状況を教えてくださいました。
後日伺うと、シーズン最後まで成り疲れもなく収量が安定しており、非常に良かったのと評価を頂きました。
植物の可能性を十分に引き出すことができれば、農業は本当に面白いですね。