イチゴの着色にびっくり!中まで真っ赤 玉太りも味も自信
熊本県八代市で、熊紅(ゆうべに)という新品種を作るIさん。いとこのトマト農家から、半ば強引に菌力アップをすすめられました。
「よかけん、使うてみんね!」
いとこのトマト農家さんは、日本一のトマト産地の八代地域でも、大型ハウスを何haも栽培している大御所です。
その大御所から、「菌力アップはよかけん、つかってみんね!」と言われれば、断るわけにはいきません。
半信半疑で菌力アップを潅水しはじめたIさん。次第に、「どうも違うごたる」と感じるようになりました。
熊紅(ゆうべに)という品種は、熊本県で開発されてまだ数年しかたっていない新しい品種。
まだ、栽培ノウハウが確立しているとは言えないだけに、新しい資材も慎重に検討しなければならないでしょう。
「これが、いま出してるやつですよ。こういう大きいのばかりですよ。」と見せていただいたイチゴは、本当に大粒。
じつは、5粒でもパック重量超えているそうなのですが、見栄えがいいようにと1粒多めに入れているそうです。
大きさだけでなく、実がぎっしり詰まっていて、1果重が重いということなんですね。
「コーソゴールドもいいですね。しょっちゅう(2〜3日ごとに)葉面散布していますよ。ゆうべには、休みやすい品種なんですけど、休みなく良く花が来ますよ。それにこれ、食べてください。甘くて、中まで紅が差すんですよ。」
本当に、ゆうべにが、こんなに紅くなるとは面白いです。もともと、少し果肉まで赤みがかった品種ですが、ここまで赤いのは、しっかりリン酸が効いている証拠です。
見ただけで、美味しいとわかりますよね?確かに、この味なら、どこに出しても恥ずかしくないイチゴです。
「ほかの仲間(地域の部会)より、うちは良いみたいですよ。効果を実感してます。」とIさん。
サンビオティックを取り入れて、イチゴ作りにますます自信を深めたIさんに、来季は、さらなる飛躍を目指して、育苗からサンビオティックを取り入れるようにアドバイスしています。
品種が変わっても、やっぱり植物の生育に重要なポイントは同じです。
熊本県のイチゴを代表する生産者になってもらうため、これからも応援していきたいと思います。