アミノ酸キレートミネラル「マジ鉄」
最適なバランスで配合した二価鉄、マグネシウム(苦土)、マンガン、ホウ素、亜鉛、銅、モリブデンといった必須微量要素を効率的に吸収できるキレート型総合微量要素剤。
微量要素欠乏を防ぎ、光合成能力を向上し、植物の健全な生育をサポートします。天候不順や生理障害に負けない強い生育を実現する「攻めのミネラル補給」ツール。栄養生長期や生殖生長期に潅水または葉面散布でお使いいただけます。
価格(税込) | 200g×5袋箱入:4,400円 |
---|
マジ鉄の特長
植物生育の原動力である「光合成」を高めることに注目した、全く新しいキレート型総合微量要素剤。
マジ鉄には、植物にとって大変重要な必須微量要素が7種類も含まれています。これらは、植物の生育にとって最適のバランスで配合されており、吸収を高めるために特別なアミノ酸でキレートされています。
「アミノ酸キレート」で
ミネラル吸収性が格段に向上
キレート(錯体)とは、ミネラルが炭水化物やアミノ酸などと結合して安定しており、植物や微生物にとって非常に吸収しやすい状態のことです。葉焼けや根焼けなどの心配が減り、施用後に土壌へ吸着されにくく、酸化しにくいため、植物のミネラル吸収性が格段に向上します。また、植物体内での移動に優れ、生長点などの不足部位に届きやすくなります。
植物に効果的にミネラルを供給するためには、キレートされたミネラル資材(微量要素資材)を選ぶと良いでしょう。特に、マジ鉄は市販のキレートミネラルの中でも、「アミノ酸キレート」という特徴的な技術を採用した画期的な資材となっています。
アミノ酸は、植物だけでなく人間にとっても、体を構成する最も重要な栄養素です。アミノ酸は、たんぱく質のもとであり、ミネラルと一緒に供給することによるメリットは、非常に大きいです。
天候不順や生理障害に負けない
「攻めのミネラル補給」
マジ鉄を作物の生育中に施用することで、驚くほど安定した栽培が可能となります。マジ鉄の各種ミネラルは、ホルモンや酵素の原料となり、植物の生理活性を高め、そして光合成の力を高めます。鉄やマグネシウム、マンガンなどは、葉緑素のもととなり、葉緑素の働きを高めます。
これにより、干ばつや高温、低温、日照不足に負けない、強い生育を実現します。 マジ鉄には、このようなバイオスティミュラントとしての作用があり、「攻めのミネラル補給」の強力なツールとなります。
特に、長期栽培の果菜類(トマトやイチゴ、キュウリなど)では、生育の後半にミネラル不足による生理障害を起こして生育が遅くなる現象がよく見られます。また土づくりをするタイミングが少ないホウレンソウやコマツナの連作圃場にも効果的です。
ハウス内で土壌pHが上がりすぎて、ミネラルの吸収が悪化した場合や、畜産堆肥によるミネラル欠乏予備軍の圃場にも、バランスの良いミネラル供給を簡単に行えます。さらに、花卉類ではキレートミネラルが美しい花を咲かせる効果があります。『花咲かじいさんの秘薬』ともいわれるミネラルが豊富に含まれるマジ鉄は、様々な植物の生育に本気(マジ)で役立ちます。
ミネラル豊富で
「子どもも喜ぶ野菜」が育つ
私たち農業者は、作物を育てると同時に、それを食べる人々の健康を育てているといっても過言ではありません。マジ鉄で栽培した野菜や果物は、私たち人にとって重要なミネラル豊富な食べ物となります。
マジ鉄は、いのちのミネラルといわれる鉄を多量に含んでいます。そのほか、愛情のミネラルといわれるマンガン、性のミネラルといわれる亜鉛など、人にとっても本当に重要なミネラルを多く含んでいます。ミネラル豊富な野菜は、糖度やビタミンも豊富で美味しいので、味に正直な子どもたちは喜んで食べてくれます。
マジ鉄で育てた本物の野菜は、食べる人に生きる力を与えます。食品としての価値が高いミネラルリッチな野菜を目指すには、マジ鉄を活用することがおすすめです。
驚異的な着色促進の効果
マジ鉄には果実の着色を促進する効果があるとの声を、生産者からいただくことがあります。このことは、福岡県でイチゴ(あまおう)を栽培する生産者からまず報告が寄せられ、その後、他の生産者や品種でも試験を行った結果、同様の着色促進作用が確認されました。
マジ鉄の着色促進の現象は、イチゴだけでなく、トマト、ブドウ、ミカンなどでも見られます。マジ鉄に含まれる微量要素が、ブドウ糖などの糖類の転流を促進したり、酵素活性を高め糖類の分解・合成を促進したと考えられます。植物内の多くの酵素が、亜鉛やマグネシウム、鉄、銅などの微量要素によってその機能を発揮します。そのため、マジ鉄の着色促進効果はそれらの微量要素の影響によるものだと考えられます。
先白果のイチゴでの着色促進の事例
先白果の症状があるイチゴ8個を、生産者の方にマジ鉄の散布を行う前から追跡確認していただきました。
マジ鉄を5,000倍に希釈して、葉面散布を1回実施。
試験結果
今回追跡したイチゴは、すべての8個のイチゴで先白果がほとんど解消し、完全着色しました。着色のスピードが早く、追跡対象外のイチゴも含めて、栽培エリア全体のイチゴが非常に鮮やかな赤色に着色する結果となりました。
生産者もびっくりの着色促進機能
「ふつう、先白果が治ることないですよ!」
マジ鉄を散布したイチゴの着色促進結果には、生産者の方もびっくり。試験結果を実際に見られて、先白果のイチゴが先まで赤く色づいただけでなく、通常のイチゴより赤みがとても濃くなったように感じられたそうです。
これは、マジ鉄のミネラルが酵素系に影響を与え、ポリフェノールなどの色素生成回路が活性化された結果だと考えられます。
他のイチゴの生産者数名も同様にマジ鉄を試してみた結果、「翌日には葉の色が濃くなって、色づきが本当に良くなったようです。」と、どの生産者も着色を実感し効果を数日で感じることができたようです。
佐賀県のイチゴ生産者の圃場でも、マジ鉄の興味深い現象が確認されました。写真からも分かるように、イチゴの先端から色が付き、白と赤のコントラストがはっきりと分かれています。「イチゴの先から、真っ赤になるよね。見て!赤と白がくっきり分かれとるやろ?これはすごかよ。」と、着色の仕方が非常に良いことを指摘されていました。
マジ鉄の具体的活用例
マジ鉄は、各微量要素の必要量と吸収率を考慮して、最適なバランスでミネラル成分を配合しています。栄養生長期や生殖生長期に、潅水または葉面散布で安心してお使いいただけます。
栄養生長期の微量要素欠乏のリスクを
減らす
『リービッヒの最小律』をご存じでしょうか?植物の生育は、様々な栄養素のうち、もっとも不足している要素に制限されるという法則です。窒素、リン酸、カリ、カルシウム、マグネシウムなどの主要栄養素はもちろんですが、微量要素の欠乏によっても、生育が制限される事例が多いことが分かっています。
しかし、そのような潜在的欠乏症は視覚的に判断しにくく、何が不足しているかを把握することが難しいのが現実です。例えば、トマトの青枯病はカルシウム欠乏、キュウリのべと病は鉄欠乏、ネコブセンチュウはマンガン欠乏の兆候であるともいわれています。病害虫はあくまでも結果であって、本当の原因は微量要素欠乏だったという事例が多いのです。
農業経営を安定させるためには、生育不良のリスクを最小限に抑えることがポイントです。そんな時、微量要素の潜在的欠乏症のリスクを減らすのがマジ鉄です。マジ鉄を活用することによって、植物は最大のパフォーマンスを発揮することができるでしょう。
栽培期間の長い施設園芸作物では、月に3~4回の潅水または葉面散布を実施します。まずは、葉菜類や根菜類、果樹などで、細胞分裂の激しい栄養生長期(生育前半)にマジ鉄を施用するのがおすすめです。
生殖生長期には海王との併用が
おすすめ
収穫前や収穫中の生殖生長期には、薄めの濃度(10,000倍くらい)で、使用頻度を上げたほうが効果があります。同時に、より健全な生長を促すために、海王を、5,000~7,000倍希釈で混用・併用します。
これにより、生殖生長期における花芽分化や果実肥大が促進され、着色や果肉の充実が促進されます。ワックス層が発達し、食味も優れ、収穫期の病害虫の軽減にも影響します。
使用する際に注意が必要なのは、ミネラル成分の過剰供給です。マジ鉄を使用する際は、最初できるだけ薄め(5,000~10,000倍)に希釈して使用し、生育に合わせて徐々に濃度を調整することが重要です。
散布頻度や使用量の目安は、収穫量1tに対して2~3回です。特に、トマトやイチゴ、キュウリなどの長期栽培作物の果菜類は、収穫量も多いため、後半には根の活力が衰え、ミネラルの吸収量も低下しがちです。根からの吸収が難しい時には、葉面散布での補給も非常に有効です。ぜひご活用ください。
商品情報
資材の種類 | 液体微量要素複合肥料、アミノ酸キレートミネラル(総合微量要素) 普通肥料登録番号 生第106063号 |
---|---|
容量 | 200g×5p入り(箱) |
性状 | 液体(粘性は無い) |
肥料成分 | 【保証成分量(%)】 水溶性苦土 1.0% 水溶性マンガン 1.0% 水溶性ほう素 0.10% 【その他の成分】 キレート鉄(鉄として) 1.50% キレート亜鉛(亜鉛として) 0.108% キレート銅(銅として) 0.06% モリブデン酸ソーダ(モリブデンとして) 0.027% |
pH | 3.3 |
使用量 (標準) | 【欠乏症による生理障害時】 (潅水・潅注)原液500g/10aを2,000倍希釈して潅水(週2回間隔で3~4回実施) (葉面散布)2,000~3,000倍希釈して葉面散布(週2回間隔で3~4回実施) 【健苗育成、生長促進、収穫期間】 (潅水・潅注)原液100g~200g/10aを5,000~10,000倍希釈して潅水(週1回) (葉面散布)3,000~5,000倍希釈して葉面散布(週1回) |
---|---|
使用方法 | 潅水、潅注、葉面散布 ※初めて使用する際は、薄めの希釈倍率からお試しください。 ※点滴チューブで使用した場合は、潅水後に真水を流しチューブ内に残留しないようにすることをおすすめします。 農業資材の混合適用表はこちら |
使用時期 | 育苗、栄養生長期、花芽分化期、収穫期間 |
使用頻度(標準) および回数 | 週1~2回 |
注意事項 | ・飲み物ではありません。 ・小児の手の届かない場所に保管してください。 ・直射日光や高温になる場所での保管は避けてください。 ・商品の特性上、徐々に変色しますが吸収率や効果は変わりません。 ・高濃度の散布では、微量要素の過剰害の恐れがあります。 ・花卉や繊細な作物への散布は、必ずテストをしてからご使用ください。 ・石灰硫黄合剤などアルカリ性農薬との混用はできません。 ・商品の使用期限はありません。未開封であれば数年は大丈夫です。 |
微量要素欠乏・生理障害予防 | 葉の黄化、クロロシス、生長点の萎縮・壊死、コルク化、芯腐れ、空洞果、不稔、しみ、変形・奇形などの軽減、予防。 |
---|---|
生殖生長・花芽分化促進 | 花芽分化促進、着花促進、着果促進、肥大促進、生理落下軽減。 |
農産物の品質向上 | 果実の糖度や食味の向上、着色(発色)促進、ポリフェノール・ビタミンC等の抗酸化物質増、根菜類の肥大・収量増、日持ち・貯蔵性の向上。 |
病害虫抵抗性の向上 | 天候不順による生育不良の軽減、病害虫抵抗性の向上。 |
その他 | 徒長抑制、根張り促進、土壌微生物の繁殖促進。 |
果菜類 | トマト、キュウリ、ナス、イチゴ、ピーマン、スイカ、カボチャ、ゴーヤー、インゲン、キヌサヤ、スナップ、大豆、小豆など |
---|---|
葉茎菜類 | アスパラガス、ホウレンソウ、レタス、キャベツ、ブロッコリー、タマネギ、ネギ、ニンニク、ミント、シソ、バジルなど |
根菜類 | ゴボウ、ダイコン、ニンジン、サトイモ、ジャガイモ、ショウガなど |
果樹類 | ミカン、雑柑、ブドウ、ナシ、リンゴ、カキ、モモ、マンゴー、パッションフルーツ、キウイ、ブルーベリーなど |
花卉類 | バラ、キク、カーネーション、ストック、トルコキキョウなど |
水田 | コメ(水稲)、レンコン、ミズイモ、ワサビ、イグサなど |
よくあるご質問
サンビオティック公式オンラインショップからお買い求めください。また、お電話やFAX等でもご注文を承ります。
なお、全国各地のJAや農業用資材販売店でもご購入いただけます。
詳しくは、「ご購入方法」をご確認ください。
長崎県西海市にある自社工場で農業資材の研究・開発および商品の製造をおこなっております。
「農産物の安全・安心は、農業資材の安全・安心から」 をモットーに、取り扱い資材はすべて原料の安全性に配慮しています。
化学肥料とは反対に、使うほどに土を蘇生し、地球環境にも優しい資材を取り揃えております。