アスパラガス栽培マニュアル
アスパラガス栽培のマニュアル(栽培基準)をアップいたしました。アスパラガスを栽培されている方は、ぜひご参考にしてください。
アスパラガス栽培では、連作障害が出やすく、茎枯病などの病害対策と、アレロパシーの連作障害対策が重要です。
これには、放線菌のように長期間安定した生物相を構築する微生物の構築、それによる団粒構造の維持が大変重要です。
通路を含めて団粒構造を維持し、大量潅水を可能とすることで、アレロパシー物質を洗い流し、または微生物によって分解して蓄積を防ぐことが可能です。
アスパラの圃場では、20t/10a程度は流しても、通路は歩ける程度である方が良いです。
また、大量潅水が可能となると、アスパラ栽培で起こりやすい次の問題が解決します。
①多肥料(窒素)→硝酸の蓄積→低pH
②多肥料、多堆肥→硝酸、硫酸根の蓄積→高EC
③多堆肥→加里の蓄積→石灰、苦土の不足(アンバランス)
アスパラは、転換畑で粘土質の土壌も多いですね。集中豪雨、ゲリラ豪雨の被害も近年多くなっています。
やはり、有機物+微生物による土づくりの重要性が高まっています。
なお、石灰、苦土はマニュアルに記載した以上に意識していただき、積極的に施用してください。