サンビオティック体験記

トルコギキョウ チップバーン対策に本気Caとイーオス「コストパフォーマンスが良いですね!」

乾燥によるチップバーンが出やすい作物 トルコギキョウ

トルコギキョウ

宮崎県の生産者Iさんが今取り組んでいるのは、トルコギキョウのチップバーン問題です。カルシウム欠乏や、カルシウム不足は、花卉に限らず、多くの作物で品質を著しく落としたり、生育不良、生理障害などの問題になることが多いですね。

トルコギキョウは、夏の定植時には暑さや、窒素過多によりカルシウムの吸収が不足し、チップバーンが出やすく、また生育の後半には特に土壌を乾燥させていくのでまたチップバーンが出やすい作物となります。

トルコギキョウに関しては、チップバーンで収入を落としている生産者が多いと聞きます。

カルシウム欠乏(チップバーン)の対策

Iさんから「チップバーン対策に、何かいいのがないかな?」との相談を受けたJAの指導員Hさんは、これまでの経験から有機酸カルシウムの有効性に思い至りました。

有機酸カルシウムの資材にいいのがありますから、使ってみませんか?」とHさん。そこでご紹介いただいたのが、サンビオティックの本気Ca(マジカル)です。

有機酸カルシウム 本気Ca(マジカル)とは

今回使用したのは、有機酸カルシウムの『本気Ca(マジカル)』です。サンビオティック資材の中でも、非常に人気のある資材の一つで、市販のカルシウム資材の中ではコスパが良いと好評をいただいています。

効果の理由は、やはり有機酸カルシウムです。植物にとってカルシウムは窒素成分以上に吸収される、非常に重要なものです。カルシウムは、細胞壁の主要成分の一つで、強い細胞壁の生成には、十分な量の「セルロース」「カルシウム」そして「ほう素」が必要です。チップバーンとは、そのいずれか(特にカルシウムの場合がほとんどですが)が不足することにより、細胞壁が生成できずに、細胞自体が枯死してしまう現象です。カルシウムは、生体内での移動が鈍いですから、チップ、つまり先端部分に、正常に細胞壁が形成できない状態になります。

植物がカルシウムを吸収するのは、もちろん根の働きによるものです。根からは根酸といわれる「酸」を生成し、土中のカルシウムを溶かしてカルシウムイオンを吸収しています。この酸は、植物によってさまざまな種類や形態があるのですが、多くの種で多いのは、シュウ酸やクエン酸、リンゴ酸などが多いのですが、これらをまとめて「有機酸」と呼びます。つまり、植物は、有機酸・カルシウムを吸収する仕組みが最も自然で、健康的なんですね。

ですから、本気Caの成分である有機酸カルシウムは、植物が効率よくカルシウムを吸収できるように設計されているということです。カルシウムと同時に吸収された有機酸は、植物にとっての光合成産物(糖)と同じですから、植物に炭水化物を補給し、巡り巡って細胞壁の原料であるセルロースに変換されることもできます。

また、本気Caには、有機酸カルシウムと同時にほう素が含まれています。これは、市販のカルシウム資材にはない非常に魅力的な特徴です。

本気Caには、強い細胞壁を合成するために必要な材料がしっかり含まれています。本気Caは、非常に効率的、効果的なカルシウム資材といえます。

本気Caの使い方は簡単です。反当2kgを500~1000倍程度に希釈して潅水するか、1000~2000倍で葉面散布します。トルコギキョウの場合は、乾燥土壌を好むため、あまり潅水ができません。こういう時は、葉面散布を実施します。

本気Ca(マジカル)でチップバーン激発圃場でもピタリ

果たして、本気Caを使用した結果はどうだったでしょうか?

結果は素晴しいものでした!

今年の猛暑にも負けず、苗はしっかりと育ち、ピンと立っています。そして、生育後半のチップバーンの出やすい時期もしっかりと生育し、無事に出蕾を迎えました。

この結果に、生産者のIさんも喜んでいらっしゃいました。
「他社の高級なカルシウム液肥と比較しても遜色ない効き目で、コストパフォーマンスは良いですね!」との評価です。

指導員のHさんも「前作ではチップバーンが激発した圃場だったんですが、良いですね!」と、ご満足いただけたようです。

根酸の生成が不足する生育後半には、イーオスを試したい

そして、この結果を受けて、さらに次作への取り組みの話になりました。

やっぱり根からの吸収力も高めたいですよね!」という話しになりました。というのも、葉面散布よりも、やはり根からの吸収量の方が多いからです。

そのためにはやはり、土壌を団粒化し、物理性を改善すると同時に、根張りを促進し、十分な発根量を確保することが大事です。そこで、菌力アップで初期からの発根を促進します。あまり大量に潅水することはない作物ですが、「潅水のたびに菌力アップを流してみましょうよ」というご提案をしました。

そして、後半の乾燥対策としては、イーオスを施用する計画です。イーオスは酢酸ですから、これは根酸の代わりになるものです。生育の後半には、根への光合成産物(糖)の配分は著しく減少します。花の方に栄養が取られるからです。

そんな時、イーオスを潅水すれば、根酸がなくても、土壌中の炭酸カルシウムを溶かして、カルシウムを吸収してくれます。炭水化物が不足する生育後半こそ、イーオスの出番です。

このように上から本気Caと、下からイーオスのこの対策で、次作のトルコギキョウは、さらに素晴らしいトルコギキョウが見られることは間違いなしです!

チップバーンにお困りの方は、ぜひご参考にしてください。