イチゴ(とちおとめ)の草勢回復、収量アップ事例
栃木のイチゴ栽培(とちおとめ)で菌力アップと糖力アップを使用されているSさんの事例です。
Sさんは地域のリーダー的農家で栽培技術がとても高く、美味しいイチゴを作るために、様々な工夫と努力を惜しまない農家さんです。
夏秋の気温が高く根張りが悪い農家さんが多い中、菌力アップで根張りが良く、 生育がよいとのことで喜んでいらっしゃいました。
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苗つくりで薬害が出て困っていたところ、菌力アップと糖力アップで回復し、生育も追いついたことに驚き、本圃でも導入していただいています。Sさんによると、「菌力アップと糖力アップの組み合わせが一番良い」との事。
圃場を見させていただいたら、2番果がびっしり! 3番果の花が肩に一斉に咲いて、今後が楽しみだと笑顔を見せていました。
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食べてみると美味しい!久しぶりに食べた満足度満点のイチゴでした。
計ってみると糖度は13度でしたが、糖度以上にコクとまろやかさが素晴らしく、とちおとめはうまいなぁ、と思いました。
帰り際に、おじいさんにも「いい資材だね」と褒めていただきました。
こちらは、同じく栃木県のKさんの高設栽培のイチゴです。
全圃場で菌力アップを使っています。圃場を見せていただくと、葉につやがありとてもいい状態のようでした。
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高設栽培の場合、 培土によっては効き目が見えないこともありますが、この圃場では杉皮を使っており、生育は良いとのことでした。ダニの発生もなく、収量も去年より多いということで、「菌力アップはいい資材だからずっと使うよ」 と喜んでいらっしゃいました。
他の農家さんでも、子苗の育苗でとても良かったという感想や、天候が悪くても前年より収量が上がったと喜んでいる農家さんもいらっしゃいました。
栃木県のイチゴ栽培では下のような基準で、菌力アップと糖力アップを使うのがよさそうです。
3〜4月 | 親苗育苗、 ランナーとり | 菌力アップ | 100倍潅水 2回/月 |
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4〜6月 | 採苗活着、健全育苗 | 菌力アップ | 100倍潅水 7日おき |
9月 | 定植後活着促進 | 菌力アップ | 100倍根回し水 7日おき |
12〜2月 | 収量アップ、 生育促進 | 菌力アップ +糖力アップ | 各5L/10a 10日おき |
上の表は横スクロールで確認できます。
上記の基準でかなりの生育安定と収量アップが望めます。
ダニやセンチュウの被害が心配なくなるのも、大きなメリットですね。
詳しくは、イチゴ栽培マニュアルをご覧ください。