塩類障害・高ECで生育不良のキュウリ回復事例
なんにも出来ん畑で大豊作?信じられん!
「もうこの畑は、捨てようと思うとるとです・・・」
そんな問い合わせをしてきたのは、長崎県のSさん。
「本当にどうしたら良かとでしょうか。誰も教えてくれません。」
イヤジ(忌地)とはこの事でしょう。
Sさんのこの圃場は過去2年もの間、きゅうりを栽培するもほとんど収穫できず、写真のような状態。
うどんこ病、立ち枯れ病、べと病と、とにかく病気のオンパレード。
連作障害で畑がダメになっている...と諦めかけたSさんは、一縷の望みを胸に、サンビオティックに相談してこられました。
何とかしないと、、、土を良く見てみると・・・
「Sさん、この畑は随分土が固いですね。何を使ってるんですか?」
「そうなんですよ。堆肥もやってるし、師匠の教えに倣って、石灰窒素で土壌消毒と元肥を兼ねてやってるんですけど。それにECが1.4もあるんです。」
Sさんは、不安そうです。
「そのECは、、、でも何か、解決策考えてみましょうか!」
もはや、諦め半分のSさんは、快くご提案を受けてくださいました。
甫場の排水を改善。サンビオティック導入
まずはSさん、排水を良くするため弾丸暗渠を入れ、肥料設計を変えることにしました。
ご提案したのは、五穀堆肥30袋、鈴成10袋と有機百倍5袋(わざと減らして)を元肥に、定植後から菌力アップと糖力アップを潅水する設計です。何とか良くなりますように、、、そんな祈りを残して畑を後にしました。
数日後、Sさんからお電話がありました。
「ちょっと大変ですよ。よりによって、今年の苗は最悪です。根が全然張ってないんですよ。もうダメですかね?」
ただでさえ、不安なSさんでしたが、ここは信じるしかありません。
当初の予定通りに、菌力アップと糖力アップを潅水していただきました。
根が地面に伸び上がってきた!
するとその4日後には、Sさんから喜びのメールがきました。
「びっくりです!もう上根が出てきました!根が地面に伸び上がってきよるとです!」
送っていただいた写真には、確かに地面に向かって飛び出してきた根が写っています。
「やりましたね!根が出れば、もう一安心ですね!」
そして定植から1ヵ月たったころ、様子を見に伺いました。ハウスに入るなり、すばらしい状態!畑が見違えるようです!
「Sさん!すごいじゃないですか!」
「あ、もうこの調子ですよ!最高です!!」
Sさんの満面の笑みから、喜びが伝わってきます。
「この畑で、こんなに良く育ってるのは初めてですよ。もう何ば植えてもダメだと思っとったんです。何が何だか、、、本当に信じられんですよ。これからも頼りにしています。またいろいろ教えてください!」
今では毎日キュウリの収穫に忙しいSさん。サンビオティックにとっても大変嬉しい事例でした。