サンビオティック体験記

海王とマジ鉄もいい。ワックス層ピカピカ

収量の上がる品種では、海王とマジ鉄の葉面散布がいい。

3月下旬 しっかり成りこんで順調な様子

こちらは佐賀県で「いちごさん」を栽培しているIさんの畑です。

いちごさんという品種は、収量の上がる品種ですね。玉の大きさだけでなく、味の評価も高く、全国的にも有名な品種です。

近年は、全国的にこういった大粒、多収量の品種が普及していますね。このような品種の特性は、気温が上がったり、窒素が多すぎたりすると株立ちしやすく、着果が不安定になりやすい傾向があると思います。

また、着果が多く玉肥大も良いときには、はくろう果、先白果、先青果が出やすいですね。これには、植物ホルモンの乱れや、微量要素の要求量の高さが関係しているのではないかと考えられています。

Iさんは言います。「海王とマジ鉄の組み合わせはいいです。結構収量上がってますし、着色不良とかほとんど無いですよ。」

葉っぱ(ワックス層)が、いつもテカテカなんです。

葉のワックス層(クチクラ)は、ピカピカ。

Iさんの畑にお伺いすると、イチゴも素晴らしいですが、葉がとってもきれいなんですよね。今回伺った3月下旬は、九州ではサクラはすでに開花し、日中のハウス内は30度を超える暖かさ。

通常ならどんどん縦に伸び上がっていく時期ですが、ご覧の通りいい感じで割とコンパクトな草勢を保っています。

そして、みてください。葉の色、ツヤがとてもきれいですよね!

「海王とマジ鉄の葉面散布していると、窒素の消化もいい感じで進むんでしょうね。結構窒素は多めにやるんですけど、しっかり消化して葉の色はちょうどいいですし、それに葉っぱはいつもテカテカですよ。」とIさん。

たしかに、このツヤツヤなワックス層はいい感じですよね!光合成が順調で、窒素の同化作用もしっかり進んでいて、同時にクチクラの生成もしっかりできている証拠ですね!これなら、病害虫の心配もあまりないですし、安心して見ていられます。

日中気温は30度超えで、暖かい。
肥大がよく、そして着色もバッチリ!

病害虫も出ないし、管理が楽になりました。

イチゴの栽培だけでなく、農業において、植物の栽培において最も重要なファクター(要素)は、いかに水をやれるかと、いかに光合成を高められるかですね。この2つのファクターは基本的に、収量にも品質にも正の相関があります。

そのために、皆さんいろいろな事を試して、実践していらっしゃると思います。Iさんも、もちろん土の環境を整えて、水をしっかりやれる畑、根がしっかり張る畑を作ることを重要視しています。そのために菌力アップの潅水は、週に1回継続しています。

そして、光合成を高めるための対策が、海王とマジ鉄の葉面散布という位置づけです。海王は5000倍、マジ鉄は3000倍で、週に1回葉面散布がルーティーンとなっています。

「葉の状態がいいので、管理が楽になった感じがします。病害虫も少ないし、下葉枯れも少ないので、すごくいいですよ。」

あと2か月、まだまだ大きくて香り豊かなイチゴをたくさん取りそうです。海王、マジ鉄パワー、ここから炸裂です!

運転免許証と比べると、大きさが分かりますね!
下葉の枯れが少なく、草勢の管理が楽だと言います。