よくあるご質問(微生物土壌改良資材「菌力アップ」)

基礎知識について

分からない専門用語があるのですが…

農業に関する用語をわかりやすく解説した「農業用語集」をご用意しておりますので、ぜひご活用ください。
理解を深めるお役に立てば幸いです。

有機JAS対象商品とはなんですか?

有機JAS(日本農林規格)の基準を満たす資材であることが証明された、有機農産物の生産に安心してご使用いただける商品のことです。

商品情報や特長について

菌力アップの主な特長は何ですか?

菌力アップの特長は、強い繁殖力と分解力、多種多様性(バランス)、そして活性化技術です。
土壌中で著しい繁殖と有機物の分解をし、同時に土壌微生物相と呼ばれる、土壌の生態系のバランスと多様性を生み出すことを目的として開発されました。

菌力アップは何種類の菌を含んでいますか?

菌力アップは、空気中の窒素を固定するアゾトバクターや根粒菌のほか、硝化菌、硫黄細菌、光合成細菌、繊維窒素分解菌、酵母菌、好熱菌、リン酸溶解菌、放線菌など、亜種も含め250種類に及ぶ、主に好気性土壌微生物を含んでいます。中にはPGPR(植物成長促進根圏微生物)と言われる植物の成長を促進し病害から守る微生物や、高熱や貧栄養などの極限環境に見つかった有用細菌も配合しています。以下に代表的な細菌名(属)を記載します。
・放線菌 Streptomyces,Rhodococcus
・硝化菌 Nitrosomonas,Nitrospira
・光合成細菌 Rhodobacter,Cyanothece,Phaeospirillum_molischianum,Trichodesmium_erythraeum
・繊維窒素分解菌 Acidothermus_cellulolyticus,Caldicellulosiruptor_lactoaceticus(クロストリジウム),Fibrobacter_succinogenes
・硫黄細菌 Rhodopseudomonas(紅色非硫黄細菌),Thermoleophilum(緑色非硫黄細菌)
・好熱菌 Laceyella_sacchari,Thermaerobacter_subterraneus,Caldilinea_aerophila,
Staphylospora_marina,Paenibacillus_naphthalenovorans(PGPR)
・リン酸溶解菌 Paenibacillus_yonginensis(PGPR),Paenibacillus_mucilaginosus(PGPR)
・窒素固定 Azotobacter,Rhizobium,Bradyrhizobium_zhanjiangense(PGPR),Mesorhizobium
・抑止土壌、植物ホルモン生成、有害物質分解 Bacillaes_Pasteuriaceae_Pasteuria(殺線虫),Pseudomonas_putida(PGPR),Sphingomonas(ダイオキシン・PCB分解),Hyphomicrobium(メタン分解)
※上記は、配合及び検査データによる例であり、必ずしも商品に含有していることを保障するものではありません。

EM菌や他の微生物資材との違いは?

EM菌は、ある有用微生物群の総称です。EM菌は、主に乳酸菌などの嫌気性菌を含んでいると言われています。
一方、菌力アップは好気性土壌微生物を主体にした資材ですので、有機物の分解力、エネルギーの利用効率、繁殖力ともに、嫌気性に比べ格段に高いのが特長です。

また、他の微生物資材には実現し得なかった、多種多様な微生物の組み合わせと理想的なバランスが特長です。
そのため、どのような作物、環境でもしっかりとした働きが実証されています。

菌力アップで堆肥や腐葉土を作れますか?

はい、作れます。菌力アップは、大変優れた発酵促進資材でもあります。堆肥や腐葉土、ぼかしなどを作る際には非常にお勧めです。
使用方法は「ノウハウ手帳(土壌改善)」をご覧ください。

菌力アップは太陽熱消毒や還元消毒などに使用できますか?

はい、お勧めです。微生物の繁殖力が強いため、消毒効果も上がります。

菌力アップで、うどんこ病や葉カビが治ったと聞きましたが、本当にそんなことがあるんですか?

植物が病気になるのは、直接的には病原菌がいるからですが、元をただすと生育のバランスを崩し、葉や細胞が弱って耐病性が低下しているためと言えます。
菌力アップが直接的にさまざまな病原菌を殺すわけではありませんが、菌力アップによって、植物がバランスを取り戻し、病気に対する抵抗性を高めることはよくあることです。

ただし、しっかりと植物の耐病性を高めるためには、菌力アップだけでなく、リン酸やミネラルを効かせることが重要です。
そのため、「鈴成」「本格にがり」「純正木酢液」などを併用してご利用されることをお勧めいたします。

菌力アップは刺し芽の活着促進に使えますか?

キクなどの挿し芽は、活着してから使用するようにしてください。
芽を切断した断面は、微生物に対する防御機能を持っていないため、菌力アップを施用すると、微生物が細胞組織を分解し始め、腐れることがあります。そのため、活着し根が張ってから、菌力アップをご利用ください。
なお、挿し芽の活着促進には、「純正木酢液」をご使用ください。

菌力アップは微生物農薬ではないんですか?

農薬ではありません。土壌に多種多様な微生物をバランスよく生息させることにより、土壌微生物相と土壌物理性を改善し、総合的に病害や連作障害が減ることを目指します。

菌力アップは有機JASに対応していますか?

JAS(日本農林規格)に規定される「有機農産物」の栽培に使用できます。
有機JASにおいては、資材の「安全性」ではなく、「化学的な処理」の有無について主に審査されます。
菌力アップは、安全性が高いことはもちろんですが、その原料、および製造工程において化学的処理を含んでいないため、「有機農産物」の栽培において使用することに問題はないと考えます。
なお、使用をご検討の方は、事前に認定機関にご確認の上、お使いください。

菌力アップはなぜこんなに安いのですか?

菌力アップは、日本で最も売れている微生物資材の一つです。
製造ロットを大きくすることで、コストを大幅に削減しています。
また、どんなに良いものでも高ければ意味がない、という信念のもと、液肥感覚で使える低価格設定にこだわっています。

商品はどこで製造されていますか?

長崎県西海市にある自社工場で農業資材の研究・開発および商品の製造をおこなっております。

商品は安全ですか?害はないのですか?

「農産物の安全・安心は、農業資材の安全・安心から」 をモットーに、取り扱い資材はすべて原料の安全性に配慮しています。
化学肥料とは反対に、使うほどに土を蘇生し、地球環境にも優しい資材を取り揃えております。

使用方法について

菌力アップの使い方は簡単ですか?

簡単です。通常100~200倍の水で薄め、植物の根の周辺に潅水・散水するだけです。(点滴チューブでもご使用いただけます。)
土壌病害やセンチュウ被害などが発生している場合は、高濃度(50倍)で潅注したりする特殊な方法もあります。
また、肥料成分は入っていませんので、濃すぎても問題ありません。失敗がない、という点からも安心できる資材です。

菌力アップはどんな作物や時期に使えますか?

あらゆる植物に使ってください。長期採りの果菜類や、回転数で勝負する葉もの野菜、連作障害の多い作物など、非常に広範囲の植物に適しています。月に4回の潅水で、農業経営自体が変化します。
なお地温が10℃以下の場合は、微生物の働きが低下しますので、暖かくなってから使用するようにします。

また、連作障害にお悩みの方は、必ず土壌消毒後に施用するようにしてください。
土壌消毒で失われた微生物相を回復することが連作障害対策の重要なポイントです。
なお、ミカンなどの果樹や花卉などの収穫前(1ヵ月程度)に、発根を抑制したい場合は使用を控えてください。

基本的な、土づくりの順番を教えてください。

土づくりは、植物栽培のスタートです。
まず、有機物(堆肥等)やpH調整の石灰、ミネラル資材等を散布し、その上から菌力アップ5~10L/10aを100倍程度に希釈して散布します。
その後、土を耕し3~4週間おくことで、微生物が増え、よい土づくりができます。

菌力アップの効果的な使い方はありますか?

菌力アップの微生物が繁殖し、働くためには良質な有機物とミネラルが必要です。「五穀堆肥」「有機百倍」「鈴成」「糖力アップ」などの良質な有機肥料でそれらを補うことで、生育が劇的に変化します。
他の液肥やミネラル資材との混用は可能ですが、強酸性や強アルカリ資材との混用は微生物の働きに影響しますのでご配慮ください。

また、菌力アップは活性が最も高まるように最適バランス化されていますが、土壌の微生物相を最適バランスに保つためには、月に3~4回の施用を継続することが重要です。
なお、ベッド栽培、ベンチ栽培などでも使用できますが、培地が微生物の定着が悪いロックウールなどの場合は、効果が見られないことがあります。

菌力アップは濃くやれば1回で効果がでますか?

濃度を濃くしても1回で効果を得ることは難しいでしょう。
人工的な環境である畑というのは、菌が偏りやすい環境にあります。偏った畑に、菌が偏って繁殖するのは当然のことです。
その偏った微生物相をもとに戻すためには、標準量を回数多くやるのがポイントです。通常は4回目から5回目くらいに地上部にも変化が見えます。
また、多様な有機物をエサとして施用するのも菌力アップの効果を出すコツです。

菌力アップは葉面散布も効果がありますか?

菌力アップは、土壌微生物を中心に組み立ててある資材ですので、葉面上で活動・繁殖する微生物が少ないです。
そのため、葉面散布しても、あまり効果は望めません。ぜひ根元に潅水してご利用ください。

培養して使うことは可能ですか?

菌力アップは、繁殖力に優れているとはいえ、菌力アップをそのまま培養することは非常に困難です。
培養環境に合った微生物が徐々に優先していき、菌力アップの特長であるバランスが崩れ、効果が低くなりがちです。
菌力アップは、新しいものをそのままお使いいただくのが一番良いです。

菌力アップの使用上の注意はありますか?

微生物ですので農薬と混ぜて使ったり、直射日光や高温下、また凍結温度で保存しないでください。また、購入後は6ヵ月程度で使用してください。(長期保存すると、微生物のバランスが崩れたり、休眠状態になったりします。ただし、使えなくなるわけではありませんので、古くなったものも最後までお使いください。)

サンビオティックの農業資材は、混用できますか?

原則として、原液同士、または高濃度での各資材の混用はできません。
下記は、各資材が水に対して標準の希釈倍率で混合または混入し、混ざる場合の混合適用表(PDF形式)です。
また、あくまでも目安ですので、必ず混用できることを保証するものではありません。

農業資材の混合適用表

菌力アップは、他の微生物資材と併用しても構いませんか?

基本的には、菌力アップはそれだけで、植物の生育と土壌の改善に必要な微生物がほぼすべて揃っています。そのため、他の微生物資材を使用する必要はありません。
時間とコストの無駄になると思いますので、併用はあまりお勧めいたしません。

また、微生物資材によっては、他の微生物の繁殖を抑えたり、バランスを崩させるものも多く市販されていますので、基本的に他の微生物資材との併用はお勧めいたしません。
ただし、微生物農薬や葉面散布専用の微生物資材を併用して栽培するのは構いません。

菌力アップは、好気性微生物なので酸素供給剤と混用するのは大丈夫ですか?

酸素供給剤の多くは、一時的に殺菌作用を持つものが多いです。そのため、混用することはできません。
また、酸素供給剤を併用する場合は、2~3日程度の間隔を空けて、菌力アップを使用してください。

菌力アップは、農薬や除草剤と混ぜて使用して良いですか?

農薬や除草剤と混ぜて使用することはできません。混ぜた場合には、菌力アップの微生物がダメージを受け、また農薬や除草剤も菌力アップに分解されてしまうので、効果が半減します。
農薬や除草剤とは、1週間程度の間隔を空けてご使用されることをお勧めいたします。

サンビオティック資材を使った野菜に、名前をつけてオリジナル野菜として販売しても良いですか?

私どもは、良い資材をより安く提供することで、生産者様の発展を応援したいと考えています。サンビオティックを通して、高品質な野菜や果物が高く販売できるようになれば、私どもの仕事冥利に尽きます。
ブランド価値が付くようなそのような販売方法は、ぜひ取り組んでいただきたいと思います。

ただし、「サンビオティック」や資材の商品名に類似する名称をご検討の場合は、必ず私どもにご連絡ください。
「悪用」「ただ乗り」する方が出ないように、弊社で記録しておきます。

ご購入について

取扱店舗はどこですか?どうやって買うのですか?

サンビオティック公式オンラインショップからお買い求めください。また、お電話やFAX等でもご注文を承ります。
なお、全国各地のJAや農業用資材販売店でもご購入いただけます。
詳しくは、「ご購入方法」をご確認ください。

電話やFAXでの注文は可能ですか?

はい、可能です。弊社ではお電話(フリーダイヤル)・FAX・ホームページの3つのご注文方法に対応しております。詳しくは、「ご購入方法」をご確認ください。

在庫が無い商品は、再入荷の案内があるのでしょうか?

サンビオティック公式オンラインショップにて欠品や出荷情報、受注再開等の情報を発信しております。
なお、お客様個人への案内はおこなっておりませんので、予めご了承ください。

同じ商品を大量に購入できますか?

大口のお取引にも対応しています。
総重量4t(20kg×200個)以上のご注文のお客様については、特別割引、および商品値引きを実施できることがありますので、お見積もりをご要望ください。
大口購入のお見積り」から承っております。

最小の注文単位はありますか?

各商品1つのご注文から承っております。
液体肥料は2Lから、固形肥料は5kgからの規格もございますので、個人のお客様でもお買い求めやすくなっております。

注文した商品を変更できますか?

ご注文後の商品の変更、ご注文数量の変更は承っておりません。あらかじめご了承ください。

注文した商品をキャンセルできますか?

発送前でしたらご注文のキャンセルは可能です。
弊社へ直接お電話にてご連絡をお願いいたします。

お問い合わせ窓口はこちら

どのような支払方法がありますか?

お支払い方法はクレジットカード決済、Amazon Pay、後払い、代金引換、銀行振込の5つの方法がございます。
詳しくは、サンビオティック公式オンラインショップの「ご利用ガイド」をご確認ください。

領収書は発行できますか?

発行できます。
ご注文の際に事前にお申し出いただければ領収書をご用意いたします。

有機JAS対象商品を購入する場合、有機JAS適用証明書をいただけますか?

有機JAS認証圃場(予定も含む)で使用される場合は、有機JAS適用証明書を発行いたします。
ご注文の際に事前にお申し出いただき、認証機関の確認のうえお使いください。

配送について

配送会社はどこですか?こちらで指定ができますか?

当社指定の配送業者配にて発送いたします。
基本的に西濃運輸でお届けいたしますが、弊社の判断によりヤマト運輸、日本郵便等でお届けする場合があります。なお、お客様都合での運送会社の選択は受けかねますので、あらかじめご了承ください。
詳しくは、サンビオティック公式オンラインショップの「ご利用ガイド」をご確認ください。

商品のお届け日・お届け時間は指定できますか?

お届け日・時間帯は、ご指定いただけません。あらかじめご了承くださいませ。

注文から発送まで何日くらいかかりますか?

在庫がある際は注文から7日以内に発送いたします。
ただし、在庫が不足している商品につきましては出荷が1週間〜1ヵ月程度遅延する場合がございます。
出荷や欠品状況につきましては、サンビオティック公式オンラインショップの新着情報をご確認ください。

商品を発送したら知らせていただけますか?

ネット注文の場合のみ、発送が完了しましたらお客様へ発送完了メールをお送りいたします。

海外発送は可能ですか?

ネット注文での海外発送は対応しておりません。
海外発送や海外での使用をご検討の場合は、「お問い合わせ窓口」からご相談ください。

送料はどのくらいかかりますか?

20kg毎に地域別送料がかかります。
10~20kgの商品は1点につき1個、10kg未満の商品は合わせて10kgで1個口として送料計算いたします。
ただし、離島・一部地域では追加料金がかかる場合がございますのであらかじめご了承ください。
詳しくは、サンビオティック公式オンラインショップの「ご利用ガイド」をご確認ください。

配送料金が安くなる方法がありますか?

商号登記されている個人事業主様、および店舗や工場をお持ちの個人事業主様は、法人用配送が可能です。
法人様、または西濃運輸営業所留めの場合は、格安の配送料にて発送いたします。
ただし、ご注文の出荷数が1個口の場合は対象外となりますので予めご了承ください。
詳細はサンビオティック公式オンラインショップの「ご利用ガイド」をご確認ください。

複数の商品を一度に購入する場合、送料はどのようになりますか?

20kg毎に送料がかかります。10kg未満の商品の場合は、合わせて10kgで1個口として送料計算いたします。10~20kgの商品は1点につき1個口配送となります。
詳しくは、サンビオティック公式オンラインショップの「ご利用ガイド」をご確認ください。

注文した商品を返品・交換できますか?

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