公式ブログ(微生物)

微生物談義第9回 バチルス菌は、ひとりで働かない。

バチルス菌は傍若無人な肉食怪獣、、、なのか! いよいよバチルス菌談義のクライマックスです。 これまで、抗生物質・抗菌物質を出して、誰よりも先にエサを溶かして食べ、繁殖力旺盛なバチルス菌。それはまるで、傍若無人にふるまう肉 […]

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微生物談義第8回 バチルス菌の土づくりの能力はいかに?

バチルス菌によって、土壌は団粒化するのか? 今日は、農業において、植物生育環境において、バチルス菌の働きがどう作用するのかについて考えてみましょう。 バチルス菌が植物の病気の発生を抑える働きがあることはすでに述べました。 […]

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微生物談義第7回 植物を育て、強化するバチルス菌

植物に役立つ「鉄」と「りん酸」を溶かす力 バチルス菌の中には、農業においてはっきりと植物生育促進の作用が認められているものがあります。 パニエバシラス菌という細菌がいます。パニエバシラス菌は、『植物生育促進根圏微生物(P […]

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アスコフィラム・ノドサム海藻エキス(AnE)についてのまとめ(包括的レビュー)

以下は、アスコフィラム・ノドサム(Ascophyllum nodosum海藻抽出エキス)の世界中の研究論文を総括した2023年に発表された包括的レビュー論文です。原文は英語ですが、日本語に翻訳し、その要旨をまとめました。 […]

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海藻エキス『海王』(うみおう)の使い方

海藻エキスの使い方 陸のものには、海のものを。海のものには、陸のものを。 自然は循環の中にあるからこそ、昔から農業の世界ではそのように知られてきました。きっと陸に育つ植物には、海水などに含まれるマグネシウムやカルシウム、 […]

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微生物談義第6回 バチルス菌の特殊能力

土の中のバチルス菌 土の中のバイオマス、つまり微生物の量を調べてみると、最も多いのはカビ(糸状菌)です。カビは、10aあたりの畑地に500kg程度生息しているといわれています。肥料袋25袋分!すごい量です。 次に多いのは […]

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微生物談義第5回 バチルス菌は「敵」か「味方」か?

バチルス菌の様々な別名 バチルス菌は、土壌微生物の中でも有名な細菌の一種だと思います。ところが、ややこしいのは、その発音です。学名はBacillusなのですが、これを日本語にすると、バチルスとか、バシラスとか言われていま […]

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微生物談義第4回 「放線菌」の働き 2話

前回までのお話は、こちらからご覧ください。 https://sunbiotic.com/blog/8650.html 放線菌のもう一つ重要な働き もう一つ放線菌の働きが面白いのは、「土壌団粒化」の作用です。ご存じの通り、 […]

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微生物談義第3回 「放線菌」の働き 1話

放線菌の躍動感 前回まででお話しした通り、植物の生育を支えてくれる細菌の中で、土壌中に最も優勢を構築しやすいのが放線菌です。放線菌は、細菌でありながら、菌糸を放射線状に伸ばし、その生息エリアを占有していく性質があります。 […]

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微生物談義第2回 「放線菌」vs「バチルス菌」2話

バチルス菌は農業の役に立つのか? 前回の話では、放線菌のお話を少ししました。とても優秀な微生物ですね。 森の土壌中の、とくに植物の根がある、地表から30cm程度の深さの部分の微生物相を調べると、細菌の中でも、放線菌が優勢 […]

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