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硝酸トーク第9回 『硝酸肥料の使い方』

硝酸肥料、アンモニア肥料の吸収エネルギー 植物の根は、いろいろな栄養を選択的に吸収していることが知られていて、その栄養の種類によって、吸収しやすさや、吸収するために必要なエネルギーが違います。 根は基本的にマイナスに帯電 […]

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硝酸トーク第8回 『窒素過剰と地球環境汚染〜亜酸化窒素N2Oとは〜』

窒素の種類と無機化 有機肥料を使用する場合に意識したいのは、無機化するタイミングについてです。もちろん、無機化は徐々に進むのですが、それが速い有機肥料や、遅い有機肥料があります。 植物が徒長し、軟弱となるのは、光合成の量 […]

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硝酸トーク第7回 『有機態窒素とアンモニアと硝酸』

有機態窒素とは 前回、有機態窒素という言葉が出てきましたね。『有機』というのは、わりと誤解を生みやすい言葉です。 『有機』とは、化学的に言うと「炭素を含む化合物」です。しかし、少しややこしいのですが、言葉の概念的には、「 […]

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硝酸トーク第6回『生殖生長期に窒素施肥はどうするか?』

栄養生長と生殖生長とは? 農業では、多くの作物は、生育の前半が栄養生長期、後半が生殖生長期、という生育ステージで説明されます。 (以前は植物が育つことは「生長」という字が使われていましたが、現在は植物も動物も区別なく「成 […]

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みかん、カンキツの果実腐敗への有機酸カルシウム施用時期

ウンシュウミカンの果実腐敗に対するクエン酸カルシウムの連年施用効果 皆さんこんにちは!早いもので、みかんの花も散り始めていますね。(本日2024年5月7日) これからみかん、カンキツについては、発根促進、緑化促進と、生理 […]

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硝酸トーク第5回『硝酸を減らすための水溶性糖類の効果は?』

硝酸は、いわば『成長信号』 硝酸の吸収は非常に即効的で、旺盛であるので、硝酸が多すぎるとやはり植物は軟弱となります。また既に話したように、繁茂しすぎることによって、糖度やビタミンCが下がる、と言ったデメリットもあります。 […]

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硝酸トーク第4回 『硝酸とエグ味の関係は?』

硝酸が多いと、野菜のエグ味が増える? 硝酸が多いと、野菜のエグ味が増えると言われますね。これは、本当なのでしょうか?? そういう意味で、エグミの少ないホウレンソウを作るなら、有機栽培で作るのが良いと言う人もいます。 私も […]

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硝酸トーク第3回 『美味しい野菜、果物のつくり方(後編)』

適度な食事(施肥)が健康の元 収量を伸ばし、そして美味しい作物を作るポイントは何でしょうか?収量を伸ばすためには、窒素が必要なことは疑いがありません。しかし、窒素をやると、糖度が下がるというわけですから、なかなか難しいよ […]

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硝酸トーク第2回 『美味しい野菜、果物のつくり方?』

硝酸は、植物の心の余裕 硝酸について、話を進めましょう。正確には、土壌中や植物中に含まれる硝酸イオンのことで、硝酸塩と言っても良いと思うのですが、文字数の関係でここでは簡略化して、「硝酸」と表記します。 硝酸が、植物体内 […]

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硝酸トーク第1回  硝酸は、メタボな植物を作る。

知れば知るほど面白い「硝酸」とは 春ですから、「硝酸(しょうさん)」について思うところを書いてみたいと思います。 硝酸、それは農業をやる方にとっては、深い理解が必要な物質です。これを知れば知るほど、植物の生育を見る目が変 […]

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