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微生物談義第9回 バチルス菌は、ひとりで働かない。

バチルス菌は傍若無人な肉食怪獣、、、なのか! いよいよバチルス菌談義のクライマックスです。 これまで、抗生物質・抗菌物質を出して、誰よりも先にエサを溶かして食べ、繁殖力旺盛なバチルス菌。それはまるで、傍若無人にふるまう肉 […]

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微生物談義第8回 バチルス菌の土づくりの能力はいかに?

バチルス菌によって、土壌は団粒化するのか? 今日は、農業において、植物生育環境において、バチルス菌の働きがどう作用するのかについて考えてみましょう。 バチルス菌が植物の病気の発生を抑える働きがあることはすでに述べました。 […]

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微生物談義第7回 植物を育て、強化するバチルス菌

植物に役立つ「鉄」と「りん酸」を溶かす力 バチルス菌の中には、農業においてはっきりと植物生育促進の作用が認められているものがあります。 パニエバシラス菌という細菌がいます。パニエバシラス菌は、『植物生育促進根圏微生物(P […]

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硝酸トーク第10回 『硝酸の人体への害と益』

植物の中で硝酸が多い部位は? 硝酸イオンは、根から吸収されると、根で同化され、アミノ酸やたんぱく質になるものと、そのまま「導管」へ運ばれ、葉に送られるものがあります。「導管」は、蒸散の多い葉へと水を送る水道管ですから、主 […]

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植物のストレス耐性を高める(塩害、塩類障害、乾燥)

海水による塩害(塩類障害)を改善する方法があるか? 以前、お客様から塩害のご相談メールがありました。 この方は、ハウスなどで肥料分が溜まって起こる塩類障害ではなく、まさに「海水」がかかる畑で、「海側の畑の一部がうまく育た […]

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(卒論要約)酢酸と酢酸カルシウムの葉面散布

植物栽培、農業に酢酸を利用すること 酢酸が植物の生育にとって、大変メリットがあるということが、かなり知られるようになってきました。もっとも有名な研究事例は、理化学研究所の酢酸による乾燥ストレス耐性向上のメカニズム発見の事 […]

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アスコフィラム・ノドサム海藻エキス(AnE)についてのまとめ(包括的レビュー)

以下は、アスコフィラム・ノドサム(Ascophyllum nodosum海藻抽出エキス)の世界中の研究論文を総括した2023年に発表された包括的レビュー論文です。原文は英語ですが、日本語に翻訳し、その要旨をまとめました。 […]

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硝酸トーク第9回 『硝酸肥料の使い方』

硝酸肥料、アンモニア肥料の吸収エネルギー 植物の根は、いろいろな栄養を選択的に吸収していることが知られていて、その栄養の種類によって、吸収しやすさや、吸収するために必要なエネルギーが違います。 根は基本的にマイナスに帯電 […]

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硝酸トーク第8回 『窒素過剰と地球環境汚染〜亜酸化窒素N2Oとは〜』

窒素の種類と無機化 有機肥料を使用する場合に意識したいのは、無機化するタイミングについてです。もちろん、無機化は徐々に進むのですが、それが速い有機肥料や、遅い有機肥料があります。 植物が徒長し、軟弱となるのは、光合成の量 […]

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硝酸トーク第7回 『有機態窒素とアンモニアと硝酸』

有機態窒素とは 前回、有機態窒素という言葉が出てきましたね。『有機』というのは、わりと誤解を生みやすい言葉です。 『有機』とは、化学的に言うと「炭素を含む化合物」です。しかし、少しややこしいのですが、言葉の概念的には、「 […]

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