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ミネラル第1回 キレートミネラル剤「マジ鉄」について

総合微量要素(アミノ酸キレートミネラル)「マジ鉄」について

マジ鉄には、鉄、苦土(マグネシウム)、マンガン、ホウ素、亜鉛、銅、モリブデン、といった植物にとって大変重要な必須微量要素が、7種類も含まれています。これらは、植物の生育にとって最適のバランスで配合されており、さらに特別なアミノ酸でキレートされています。

キレート(錯体)というのは、ミネラルが炭水化物やアミノ酸などと結合し安定している状態で、植物や微生物にとって非常に吸収しやすい状態のことです。葉焼けや根焼けなどの心配が減り、しかも施用後に植物に効果的に使われるミネラルを供給できる点で、ミネラル資材(微量要素資材)は、キレートされたものを選ぶほうが良いでしょう。

特に、マジ鉄は市販のキレートミネラルの中でも特徴的に、『アミノ酸キレート』という技術を採用した、これまでにない画期的な資材となっています。アミノ酸は、植物のみならず私たち人間も含め、体を構成する最も重要な栄養素です。細胞の素材そのものである「たんぱく質」の元であるため、ミネラルと一緒にアミノ酸を供給できることのメリットは、はかり知れません。

マジ鉄を、作物の生育中に施用することで、驚くほど安定した栽培が可能となるでしょう。各種ミネラルは、ホルモンや酵素の原料となり、植物の生理活性を高め、そして光合成の力を高めます。これにより、干ばつや高温、低温や日照不足においても、他の農家よりも強い生育を実現します。マジ鉄には、このようなバイオスティミュラントとしての作用があり、「攻めのミネラル補給」の強力なツールとなります。

特に、トマトやイチゴ、キュウリなどの長期栽培の果菜類では、生育の後半にミネラルが不足し、生理障害を起こして減速してしまう現象がよく見られます。また土づくりをするタイミングが少ないホウレンソウやコマツナの連作圃場にも、土壌pHが上がりミネラルの吸収が悪くなったハウスでも、栽培中にバランスの良いミネラルをいとも簡単に吸収させます。さらに、花卉類ではキレートミネラルが、美しくあふれんばかりの花を咲かせます。『ミネラルは、花咲か爺さんの秘薬』と言われているのです。様々な植物・作物に、マジ鉄がマジで役に立ちます。

そして、さらに重要なことは、マジ鉄で栽培した野菜や果物は、私たち人間にとっても重要なミネラル豊富な食べ物となるという事です。

農業は、「人の健康」を育てる仕事でもある

私たち農業者は、作物を育てると同時に、それを食べる「人の健康」を育てているといっても過言ではありません。日々、私たちの育てた野菜や果物を食べてくれる人の、「健康」と「幸せ」を願って栽培をしていますし、そのような信念をもって農業に取り組むべきでしょう。

マジ鉄は、「いのちのミネラル」と言われる「鉄(Fe)」を多量に含んでいます。そのほか、「愛情のミネラル」と言われるマンガン(Mn)、「性のミネラル」と言われる亜鉛(Zn)など、人間にとっても本当に重要なミネラルを多く含んでいるのです。ミネラル豊富な野菜は、糖度やビタミンが多く、子どもたちが喜んで食べる美味しいものとなります。

子どもたちの舌は、本当に正直です。マジ鉄で育てた野菜は、それを食べる人に「生きる力」を与えてくれる「本物の野菜」となります。マジ鉄で育てた野菜や果物を、地元の学校給食や、高齢者施設、病院などへお届けして、ぜひ役立ててもらいたいと願っています。